search/サーチ
searcing
2018年 アメリカ
監督:アニーシュ・チャガンティ
出演:ジョン・チョウ、デブラ・メッシング、ジョセフ・リー、ミシェル・ラー、他
公開当時から話題になっていた、
「PC画面上だけでストーリーが進行する」というアイデアもの。
こういうアイデアものは、定期的に現れては話題になりますが、
ストーリーが伴わない事もしばしば…
似た様な映画でいえば、「アンフレンデッド」とか?見てないけど…
しかし、この「search/サーチ」、企画だけでなく中身も濃厚でかなり面白い!
アイデアは今時感ありますが、中身はかなりの王道サスペンスで、
ちゃんと伏線も回収するし、ミスリードもうまい。
ラストまで読めない展開が続くし、
二転三転するので、かなり翻弄されてハラハラします。
PC画面のみで進行するという制限をうまく使っていて、
父親と同じ様に驚いたり、閃いたり、翻弄されるのが楽しい〜。
これは、絶対に前情報なしで見た方が面白いです。
鑑賞前のネタバレは要注意。
演出面でもかなり秀逸。
まず、冒頭の10分ほどで登場人物たちの説明がきっちり完了する。
特に説明的なセリフも何にもないんだけど、ちゃんと理解できるから素晴らしい。
あとは、SNS類の表示の仕方がうまい。
慣れ親しんだ人には「あー、そこそうなるよね!だよね!」って感じですが
全く知らない人でも、ついていけなくなる事はない。
丁寧ながらも、説明臭くなくてスムーズにストーリーに集中できるのが良い!
撮影期間は13日と短かったそうですが
編集に2年近くかかっているそうです。
ですよねえ…
これの編集とか、想像するだけでゾッとする…笑
あと、これはあんま関係ない話ですが。
よく洋画ポスターで、日本版はダサい!って話が上がりますけど、
この作品で言えば、日本版の方が秀逸なのでは?と思っています。