塔の上のラプンツェル
Tangled
2010年 アメリカ
監督:ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード
出演:マンディ・ムーア、ザッカリー・リーヴァイ、ドナ・マーフィ、他
やっぱり何回見ても、いい映画…
ディズニープリンセスシリーズでは、この映画が一番好きかもしれません。
グリム童話の「髪長姫」をベースにしたストーリーで、
実は初めての「3Dで描かれるディズニープリンセス」なんだそうです。
18歳まで塔の上で暮らし、外に出た事がないラプンツェルが、
大泥棒のフリン・ライダーと共に、初めての外の世界を経験するというのが
ざっくりとしたストーリー。
ラプンツェルの髪に魔法の力があったり、
フリン・ライダーは実はユージーンという名前だったり、
マザー・ゴーテルは、生まれたてのラプンツェルを
お城から誘拐していただけで親でもなんでもなかったり、
色々とありますが、子供でも見れる作品なので
とっても分かりやすく、シンプル。
このシンプルさ、安心しますよねえ…笑
ラプンツェルは明るくて、怖いもの知らずで快活なプリンセス。
守られているだけではなく、自ら考え行動する強い女性の側面を感じます。
このあたりから、ディズニーが描く女性は強くなりましたよね。
(アナと雪の女王、メリダとおそろしの森、シュガーラッシュ、などなど)
声を担当していたのはマンディ・ムーア。
最近めっきり見かけなくなりましたが
この人も、明るいキャラクターで素敵なんですよねえ。
歌も吹き替えなしで担当されています。
フリン・ライダーことユージーンは、とにかくかっこいい!
王子ポジションが大泥棒というのも珍しいパターンですよね。
このキャラクターは、ディズニーの女性スタッフに
「かっこいい男性」のアンケートを取り、その結果の集合体なんだそうですよ。
どうりで素敵な訳だわ…
声の担当は、ザッカリー・リーヴァイ。
低くて響く様な声が、フリン・ライダーのキャラクターによく合っています。
最近だと「シャザム!」に出てましたね。
劇中歌もどれもキャッチーで、とっても素敵。
冒頭でラプンツェルが歌う「When Will My Life Begin」も
明るく、韻の踏み方も素敵ですが、
ラプンツェルの外への憧れが強く表現された曲で
スタートにはぴったりのナンバーだと思います。
「I See the Lights」はシーンの美しさも相まって、とっても素敵な曲です。
アカデミー賞含め、たくさんの賞にノミネートされたのは納得。
あと、エンドロールがかわいい!
ポップな曲に合わせて、
本編とは違う手描きタッチのイラストが流れます。
かわいいんですよねえ…!
ディズニー映画は、どれもピュアな気持ちを思い出させてくれる
貴重な映画です。
勧善懲悪、きっと大丈夫と思える安心感があるので、
疲れた時にはぴったりです。笑