累 -かさね-
2018年 日本
監督:佐藤祐市
出演:土屋太鳳、芳根京子、浅野忠信、檀れい、横山裕、他
もともと、原作が大好きでコミックスで追っかけて読んでました。
結構ドロドロ、ホラーちっくでありつつポエティックな表現、
なにより舞台がテーマってのも良い。
コミックスの最終巻が出るちょっと前に実写映画化が決まって、
もー、楽しみにしていました。
が、個人的にテンションの上がるキャストじゃなかったので劇場鑑賞は見送り…
今回、WOWOWで見ました。
あの全14巻を、よく2時間におさめたなー!とは思う。
でも、「かもめ」から「サロメ」で終わりってのはちょっぴり残念。
時間的に難しいとは思うけど、色んな舞台を経験して、せめてマクベス夫人まで行ってほしかったなー。
あとは口紅が謎のままってのもちょっと…
(漫画ではきちんと説明されます)
全体的に、絶望が足りなかった。
ニナが顔を奪われて狂気に走るというのも、説得力に欠ける。
漫画を読んでいるから、勝手に補完して見ちゃうけど冷静に考えると伝わらないよなあ、という部分も多々。
でも、土屋太鳳さんと芳根京子さんは見事な演技力でした!
それぞれの切り替わりが見事。
芳根京子さん演じる累は、だんだん自信がついて狂気に満ちてくる姿、良かったです。
檀れいさんはさすがの美しさ!
ちょっぴりしか出てこないけど、絶世の美女で伝説の女優という雰囲気が見事にぴったりでした。
浅野忠信さんは言及するまでもなく。
やっぱり何やってもかっこええわ!
ラスト15秒はあんまりしっくりきていませんが…
もっとええ終わりどころあったと思うんやけど、どうでっしゃろ。
エンドロールの出し方は凝っててよかった!
主題歌も雰囲気に合ってましたね。
映画であれ?ってなった方も、楽しめた方も、ぜひ原作読んでほしい。
アマプラ、まだでした…