タリーと私の秘密の時間
Tully
2018年 アメリカ
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:シャーリーズ・セロン、マッケンジー・デイビス、マーク・デュプラス、他
シャーリーズ・セロンが、相変わらず本気の映画です。
この映画は、前情報なしで見た方が絶対に面白いので、
未見の方はご注意ください!
主人公マーロは3人の子育て中で、いつもぐったりお疲れな様子なんですが
兄や周りからの勧めもあって、ナイトシッターを頼む事に。
やってきたのは、若くて綺麗な女性「タリー」で、
最初は不信感を覚えつつも、彼女の明るさと優しさに惹かれつつ、
マーロもまた、ストレスから開放されて、楽しく日々を過ごすのですが…
というのが、ざっくりしたプロット。
主人公マーロを演じるのは、シャーリーズ・セロン。
ほんと、アプローチがデ・ニーロなんだよな、この人。笑
「モンスター」の時も、役作りで太っていましたが、
今回はまた違った太り方というか。
この人、そこまでコントロールできるの…?
本作では、16キロも体重を増やしたんだそうです。
劇中、服を脱ぐシーンがあるのですが、驚きの体型でした…
女優魂!
これだけで、一気に画に説得力が出るもんなあ。
ナイトシッターのタリーを演じるのは、マッケンジー・デイビス。
明るく、自由奔放、ちょっと不思議ちゃんな雰囲気も漂いますが、
その朗らかな雰囲気がマーロを癒してくれるのです。
マーロはタリーのおかげでストレスから開放され、
2人の関係は良好に見えるんですが。
実はタリーは存在しておらず、全部マーロの想像でして、
というか二重人格みたいな事なんでしょうか?
夜は、マーロがタリーになり、
子供の世話をしていたというわけなんですね。
諸々あって救急車に運ばれたマーロと、
そこで発覚する「タリーはマーロだった件」を知ったご主人が
「ごめんね…」と謝って映画は終了でした。
私は子供がいないので、想像や見聞きした事しか分かりませんが、
子育てというのは本当に疲弊するそうで…
鬱になる方もいるくらいですし、相当だろうなあ、と想像はするのですが。
あくまで想像でしかなくてですね…
やっぱり、当事者のみなさんやマーロの気持ちは
受け止められるけど理解はできていないんだと思います。
映画もいまいち感情移入しきれず…
シャーリーズ・セロンとマッケンジー・デイビスの美しさを楽しんでしまいました。
実際にママさんたちは見たら、どういう感想なんだろう?
男性と女性でも受け止め方が違いそうですね。
いつか私にも子供ができたら、もう1度見てみたいな。