オブリビオン
Oblivion
2013年 アメリカ
監督:ジョセフ・コジンスキー
出演:トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、モーガン・フリーマン、アンドレア・ライズボロー、メリッサ・レオ、他
トム様!
この映画は、劇場で初めて見た時から大好きで
定期的に見返しているお気に入り映画です。
まず世界観が大好きで。
なので、よく似ていると揶揄される
「マトリックス」も「月に囚われた男」も、もれなく大好きです。
エイリアンとの戦いで半壊した地球を
主人公ジャック(トム・クルーズ)と
妻のヴィカ(アンドレア・ライズボロー)で守っていたのですが、
実はジャックもヴィカもクローンで、エイリアン側の任務を背負わされており…
諸々の真相も明らかになり、地球を守る為に、トム様頑張るっつーわけです。
(MIシリーズほどではないですが。笑)
映像や、ドローンのデザイン、全体的に薄〜い色味なんかが
とっても素敵です。
「半壊した地球」という設定によく似合っている画だったなあ。
やたらと、以前の地球に執着を見せるジャックに対して
あっさりドライなヴィカ。
ジャックがあげた鉢植えを即捨てるところは無慈悲かよ…と思いました。
ヴィカを演じたアンドレア・ライズボローは綺麗な方ですねえ…
強めのブリティッシュアクセントもとっても素敵。
後半明らかになる、ジャックの「本当の」妻ジュリアですが
私はどうしてもヴィカに感情移入してしまって
ジュリアがどうしても愛せないんです…
いや、君はジュリアのままかもしれんけど、
ジャックはとうの昔に死んでしまって、それは49体目のクローンでっせ?と。
ここで過ごしたジャックとヴィカの気持ちは真っ向無視かい…と思っちゃって。
ヴィカの死に様が無残だったというのもありますが
オリジナルのヴィカが片思いしていただけだと分かっても、
どうしてもこっちに肩入れしてしまいます。
オルガ・キュリレンコはやっぱり綺麗ですけどね。
それでも圧倒的にかっこいいなあ、と思います。
今回のジャックはMIシリーズのイーサン・ハントほど万能無敵ではないけれど、
それなりにアクションシーンもあり。
モーガン・フリーマン演じるレジスタンス、ビーチと共に戦いに挑むシーンは
珍しくドンパチだけでどうこうしない感じが印象的でした。
よく考えたら、トム・クルーズは演技派俳優なのかもしれない。
(レインマンとか卒業白書とか)
いつからアクション俳優になってしまったんだろう…
「忘却」というタイトルも、このストーリー全体を表す良いタイトルですね。
ディズニーが映画化しようとしていた事もあったそうですが
ユニバーサルがやってくれてよかったです。