ゲット・アウト
Get Out
2017年 アメリカ
監督:ジョーダン・ピール
出演:ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ、ブラッドリー・ウィットフォード、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、キャサリン・キーナー、他
※この映画は、ネタバレなしで見た方が絶対に面白いので未見の方はご注意ください!
公開当時から、相当良い!と聞いていたので見たかったのですが、
いつものごとく、映画館になかなか行かないもんで、結局テレビ鑑賞に。
思ったよりドキドキしたので、映画館じゃなくてテレビで良かったかも…
黒人の青年が、白人の恋人と実家に行くんですが
恋人の家族がなんだか変…というのが、ざっくりとしたプロット。
まあ、アメリカの片田舎に住む金持ちの白人なので、
黒人差別がまだ残っているのかなー、くらいに思うんですが
なんだか妙というか、気持ち悪い。
使用人の黒人2人も、妙というかなんというか。
絶対なんか企んでるで、という印象。
でも実は悪者は、恋人含む家族全員だったというまさかの展開。
恋人は味方だと思っていたのに…
車のキーを探すくだり、怖かったあ。
結局、一家は黒人差別主義者かと思いきや、
異常なほどに黒人に憧れを抱いていて、衰えた白人の肉体を捨てて
若い黒人の肉体に自分達の脳(意識?)を移植して、
黒人として生きながらえる…というサイコな考えの持ち主だったというわけ。
主人公はギリギリ移植されそうになりますが、なんとか逃げ切ります。
TSAの友人がグッジョブでしたね…
アホっぽかったけど、最後はかっこよかった!
恋人ローズ役のアリソン・ウィリアムズは、初めて見た女優さんでしたが
超怖かったですね…
TSAの友人と電話で話すところ、無表情だけど声はちゃんと狼狽えてる声になっているところがすごい…
竹中直人の笑いながら怒る人みたいな事ですよね?あれ。
試しにやってみましたが、無理でした。笑
作品全体にも、細かい伏線や表現がたくさんあって、
全部オチがわかったあとにもう1回見ると、色々と発見があって面白かったです。
この監督は、もともとコメディアンで、
セサミストリートのビッグバードの声を担当したりしていた方なんだそう。
トイ・ストーリー4ではバニーの声をあてているそうです。
確かに、「ゲット・アウト」も怖いですが、
いや、それギャグやん、みたいな展開もところどころあって、愉快でした。
同監督の新作映画ももうすぐ公開ですね。これもまた怖そう…